Discussion: ディスカッション や よくあるお問合せ。

ワットを理解するのに便利なページ


Q:

ふと思いついたのですがサービス残業の賃金を地域通貨でもらうのは間違いでしょうか。

A:

賃金は円貨で支払わねばならないという法律があるようですよ。
労賃については、労働関係の諸法との関係もあり、こうした法律の見直しも必要かもしれません。NPO関係者のみなさまはどう考えられているのでしょうかね。

スイスのWIRも賃金はスイスフランで、ボーナスはWIRで 支払っているそうですよ。

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Q:

ワットを発行した本人が、死亡してしまった場合は、最終的に、誰がその額面を負担する責任を負うのでしょうか。

A:

誰もおいません。そのワット券は永久運動をはじめますが次第に信用をうしなっていくでしょう。
当事者の死亡、破産等のリスクがつきまとうのは日銀券であろうが通常の手形であろうが不可避です。
それはそうしたシステムの利用者が引き受けます。
ワット券も同様です。

もしこうした利用者次元で100%ノーリスクお取引手法があるとしたらそれはまた別のシステムリスクをかかえていることでしょう。

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Q:

所有しているワット券を火事などで、消失してしまったときは、本人の損失は当然でしょうが、最終的に負担する発行者の負担も、同時に消失したと考えて差し支えないでしょうか。

A:

そうなります。日銀券をたばこの火をつけるのに使用したとき日銀の債務はその分、消滅していますよね。
それと同様です。

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Q:

交換リング内でwat券の売買はできますか?

A:

WAT券は財を価値の指標にしていますので、例えば1ポイント=1WATなどとして交換することは可能でしょうね。ただ、ワットは、交換リングの通貨が地域限定的で、会員間で使えるということに比して、広域的な使用が可能ですから、ワットのほうにプレミアムが成立する可能性はあります。
しかしこれは実際には無意味でしょうね。誰でもワットを発券できるからです。
既発ワット券にプレミアムが成立する場合でも、交換リングのポイントでこれを購入するよりも、新たに発券するほうが選ばれるでしょう。
ワットは地域通貨がどのような交換率を設定するかどうかには無関心です。
交換リングのほうが決めることになるでしょうね。

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Q:

発券者になってめぐりめぐって清算しにきた人がいたときに断ることはできるのでしょうか。

A:

ワット券裏面に、広告[弁済約束]として、何らかの条件を書き入れた場合は、自分が振りだしたワット券による支払いにかぎらず、その条件での交渉に応ずるということになりますね。
相手の顔が気にいらんから、イヤだ、ということもできます。違約の自由があります。罰せられることもありません。当人とWAT全体の信用は落ちますが。

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Q:

 WATについてなのですが、「FAXでWATを受け取る」なんていうシステムは可能でしょうか?

A:

不可能です。発券されたワット券は現物だけが有効でその写しやコピーは受け入れ不可能です。発券前のワットシートをコピーしたりファックスして自分が発券するワットとしての利用はできます。

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Q:

政党運営の党費作りに,WAT券の使用ができますでしょうか。ご教示ください。

A:

WAT券の使用は自由です。平等な個人対個人が信用を立てるのですから、誰に断ることもありません。誰でもがフリーライドできるシステムです。参加の障壁は個人の信用だけです。

ワット券のページからダウンロードして自由にお使いください。ネットを利用できる方はすてきなメッセンジャーが仲をとりもつシステムも近いうちに利用できると思います(ワット勧商場)。

ただ、円貨も必要でしょうから、円貨が地域通貨の魅力で集まってくるようなシステムがあります。来年から発行を予定しているのですが、grsj版WAT証書、aam(前橋アーティスト協会)版WAT証書(MASS券)などの方式があります。

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Q: 

特別養護老人ホームの訪問調査を数度にわたって行い、その結果をもとに「市民の目の高さでする特養ホームの研究」を続けています。

調査のまとめや「ニュース」の発行などで事務量が増えて、スタッフに過重負担がかかっています。活動費さえ危ういのでとても「有給」など無理。

そこで、事務作業などの活動全般にたいする労力提供に対してワットを「事務局」として振り出してもいいものでしょうか。

事務局としては現在はなにも対価となるサービスを用意出来ていませんが、今の調査をもとにして出版物を発行・発売しますし、いずれ、高齢者福祉にかんする事業活動を行うつもりです。そうなれば、発行済みのワットを「回収」できるのですが。

問題は、個人でなく、市民グループの事務局という団体(非法人)が発行してよいか、また、その発行済みワット券がしらべ隊の外にも流通することも考えられるのですが、問題ないでしょうか?

A:

個人以外の、団体が振り出してもOKです。そうした振り出しを受け入れる人がいればよいだけです。すでにいくつも事例があります。問題なく流通していますね。

なんらかの社団が発行したWATがいやな人は、受け取らなければよいだけなのです。グループ外にWAT券がでていくことは問題ではありません。逆にグループへの評価や信用が得られているという証でもあります。

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Q:

wat形式とはどのようなものでしょうか。私は紙幣型、小切手型、通帳型の3タイプに地域通貨のタイプを分けて考えてますが、watは小切手型に入るとばかり思っていました。小切手型の中の裏書方式では無理がありますか?

A:

小切手型も通帳型も同じLets-交換リング式で、各自の 口座が変動するタイプです。英国のように小切手使用 がふつうの国では小切手形式が使われ、日本のように 現金利用がふつうで小切手になじみのないところでは 大福帳がなじみがいいかなということです。小切手は 発行された人間は運営団体にそれを持ち込み振出人 と名宛人のそれぞれの口座が変動するわけです。 WATタイプは一種の手形式ですので、二人の人間の 信用で振り出され、裏書されて流通し始めます。

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Q:

watは地域通貨、若しくはletsと同じ範疇に属するものですか。

A: 原理的には、WATも多角間清算システムですので、広い意味では 同じ範疇に入ると思いますが、Letsのような中心(運営主体)-周 辺(会員)という構造ではなく多中心(会員の相互関係だけ)の 構造をもち、相対信用がつみあがっていく点で本質的な違いが あります。しかしそうした違いがありながらも、同じ多角間清算 システムですので、口座変動型と併用することができます。

前橋でも次の日に、通帳方式とwat方式の併用をお勧めしましたが、watの設計条件からは地域が外れていますので、地域を越えたものとしての存在理由が別にあるのでしょうね。尤も三つの分類のものも地域に限らないとしてもシステムとしては良 いわけですから同じなのかもしいれません。watの特徴が表せる名案があったら分類を工夫したいと思います。

WATはYufu券のように地域的なシステムとして設計すること が自在に可能です。

WATは参加者の輪のなかで、提供される財やサービス、 電力証書などでの清算約束でもありますから、そうした ものの期日指定のない(つまり期日でさえ会員間の合意 で決まる)引渡し約束でもあります。これからWAT_BANK スキームを提供してWAT_BANKを設立していくつもりです が、そこでは完全な財担保型の証券をだすつもりで、 そうすると、WAT券の清算手段が多様化します。この 財担保証券は完全にテラ型通貨とするつもりです。 具体的なイメージとしては、戦前、米国のソルトレイクシティー の商工会議所が運営した方式を考えています。 これは別の機会に説明させてください。

地域には複数の地域通貨運営団体が存在できますが、 そうしたシステムの間の関係をつけるのにもWATタイプ は役にたちます。

前橋ではMAASも始まるとおもいますが、MASS券は 地域通貨であると同時に、特定の財(将来実現される 美術品)への請求権を表象する証書でもありますから、 これもまたWAT券清算の一手段にすることができます (江戸川の電力証書などと一緒です)。前橋でLetsタイプ やMAASなどが始まると、そうした各種の取り組みを包み 込む信用の輪がWATシステムのローカライズで可能にな ります。

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Q:

WAT券のサイトにある10Wの券を、自前のプリンターで印刷して使用するのは構わないのでしょうか?

A:

かまいません。独自のデザインのものを作成してもかまいせん。なぜなら、WAT券は二名の関与者が一種の複名手形を成立させるようなものですから発券されてはじめて有効になります。必要な記載事項に落ちがなければ、デザインは自由です。全部手書きであってもいいわけです。ユニークなデザインのWAT券を誕生させてください。

 

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